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更新日:2018年10月22日

募集人・資格情報システム 取扱要領

1.システム構築の目的

(1)全ての損害保険募集人(以下、「募集人」という)等の情報を募集人・資格情報システム(以下、「本システム」という)で一元的に管理することにより、損害保険会社(以下、「保険会社」という)の代理店登録または募集人届出(以下、「登録・届出」という)事務、資格管理事務の円滑化を図ること。
(2)募集人が自身の資格情報や資格有効期限等を確認し、自ら試験の受験管理ができる仕組みを構築すること。
(3)損害保険代理店(以下、「代理店」という)の管理者(注)が同代理店に所属する募集人等の資格情報や資格有効期限等を確認し、試験の受験管理ができる仕組みを構築すること。
(4)一般社団法人 日本損害保険協会(以下、「協会」という)が運営する損害保険募集人一般試験などの損害保険代理店試験(以下、「試験」という)の円滑な運営を図ること。

(注)代理店の店主、代表者、保険部門の責任者等で自社(代理店)に所属する募集人の資格管理や有効期限管理をするために本システムで情報検索を行う者をいう。

2.システムの運営者

本システムは、協会および本システムに参加する会社(以下、「運営者」という)が運営する。

3.利用者の範囲

(1)募集人ID(注1)を保有している者(以下、「募集人ID保有者」という)
(2)代理店の申請担当者(注2)
(3)代理店の管理者
(4)代理店登録電子申請システム(以下、「11次業務」という)に参加する保険会社の社員で、管理者ID(注3)を取得した者
(5)協会の職員で、ログインID(注4)を取得した者
(6)損害保険代理店試験コンタクトセンター(以下、「コンタクトセンター」という)(注5)のオペレータで、ログインID(注4)を取得した者

(注1)本システムの募集人向けサイトへログインするためのIDで、試験の受験申込や登録・届出の際にも必要となる。
(注2)自社(代理店)に所属する募集人等の募集人IDの取得、試験の受験申込を一括して行う者をいう。
(注3)本システムの保険会社向けサイトへログインするためのIDで、「特別管理者ID」、「指定管理者ID」、および「一般管理者ID」がある。
(注4)本システムの協会サイトへログインするためのIDをいう。
(注5)本システムの各種機能(試験の受験申込を含む)の操作等に関する照会対応を行う組織をいう。 

4.利用目的

(1)募集人ID保有者

ア.自身の登載情報(「基本情報)、「資格情報」、「登録・届出情報」)を確認すること。
イ.自身の資格管理、試験の受験管理、およびその他試験に関わる一連の手続きをすること。

(2)代理店の申請担当者

所属する募集人等の募集人IDの取得、および試験に関わる一連の手続きをすること。

(3)代理店の管理者

所属する募集人等の資格管理、試験の受験管理、およびその他試験に関わる一連の手続きをすること。

(4)11次業務に参加する保険会社の社員で管理者IDを取得した者

ア.本システムの登載情報から情報を得て、次に掲げる判断等をすること。
(ア)自社と代理店委託契約の締結または登録・届出を予定している者の保有する資格情報、または登録・届出情報を確認する場合
(イ)本システムに登載予定の登録・届出情報に関し、保険会社間で確認すること。
(ウ)自社と代理店委託契約等のある者の資格管理、または受験の必要性を判断する場合
イ.試験に関わる一連の手続きをすること。
ウ.その他本システムの利用目的を達成するために必要となる業務をすること。

(5)ログインIDを取得した協会の職員(コンタクトセンターのオペレータを含む)

ア.募集人ID保有者の依頼、および客観的事実を証明する書類等に基づき、登載情報の更新(削除を含む)をすること。
イ.試験に関わる一連の手続きをすること。
ウ.損害保険募集人の資質向上のために必要となる業務をすること。
エ.その他本システムの利用者の利用目的を達成するために必要とする業務をすること。

5.登載情報

(1)募集人ID保有者は、以下の情報を登載し、運営者はこれを共同利用する。

基本情報

募集人ID、氏名、生年月日、性別、メールアドレス、重複フラグ、保険会社所属フラグ、強制停止フラグ(注)

資格情報

資格種類

損保一般試験、募集人試験、商品専門試験・研修、代理店専門試験、会社別試験、旧資格試験、その他(2011年10月以降に協会が新たに運営する試験)

データ項目

資格取得会社、情報登載会社、資格種類コード、合格管理コード、合格判定日(事由発生年月日)、資格有効期限年月日、次回受験予定年月、資格(修了)・合格番号

登録・届出情報

代理申請会社、非代理申請会社、代理店登録番号・記号、所属代理店の商号・名称または氏名、事務所所在地、登録事由発生年月日、廃止年月日、登録・届出に付随する項目

(注)「重複フラグ」、「保険会社所属フラグ」、および「強制停止フラグ」は、運営者へのみ開示する。

(2)管理者ID保有者は、以下の情報を登載する。

No

項目

特別管理者

指定管理者

一般管理者

保険会社コード

必須

必須

必須

管理者ID

(入力不可) 

必須

必須

パスワード

 (入力不可)

任意(注) 

任意(注) 

氏名(漢字)

必須

必須

必須

所属部署

 任意

任意 

任意 

メールアドレス

必須

任意

任意

(注)パスワードの設定がない場合は、本システムで12桁(半角英数)のパスワードを自動設定する。

(3)ログインID保有者は、以下の情報を登載する。

「氏名(漢字)」、「メールアドレス」

6.保険会社の判断の自主性

保険会社は、4.(4)ア.(ア)~(イ)の確認等をするに際して、本システムから得た情報に拘束されるものではない。

7.本システムの所管

本システムの適正な運営に係る検討については、販売調査委員会(以下「委員会」という。)において行う。

8.目的外利用の禁止

(1)代理店の申請担当者

本システムの業務遂行上知り得た情報(以下、「情報」という)は、4(2)に規定する範囲内で利用できるものとし、他の目的での利用や提供を行ってはならない。

(2)代理店の管理者

情報は、4.(3)に規定する範囲内で利用できるものとし、他の目的での利用や提供を行ってはならない。
また、管理者は、管理者または申請担当者において目的外利用があった場合や個人情報が漏えいした場合には、すみやかに保険会社へ連絡する。

(3)11次業務に参加する保険会社の社員で管理者IDを取得した者

情報は、4.(4)に規定する範囲内で利用できるものとし、他の目的での利用や提供を行ってはならない。
また、保険会社は、管理者IDを取得した者、または自社と代理店委託契約のある代理店において目的外利用があった場合や個人情報が漏えいした場合には、すみやかに当該者のアクセス停止の措置を講じるとともに、協会へ連絡する。

(4)ログインIDを取得した協会の職員(コンタクトセンターのオペレータを含む)

情報は、4.(5)に規定する範囲内で利用できるものとし、他の目的での利用や提供を行ってはならない。
また、協会の職員において目的外利用があった場合や個人情報が漏えいした場合には、すみやかに委員会へ連絡する。

9.委員会の業務

本システムの円滑な運営に資するため、委員会は次の業務を行う。

(1)保険会社相互の意思疎通を図り、かつ、本システムの円滑な運営および情報の適正な管理のために必要な協議。
(2)保険会社または協会(コンタクトセンターを含む)が、目的外利用を行った場合や個人情報を漏えいさせた場合は、委員会は当該会社等に弁明の機会を与えたうえで、委員会の決議により、当該会社等に対し改善報告書の提出等必要な措置を講じることができる。
(3)その他本システムの目的を達成するために必要とする業務。

10.登載情報の管理期間

No

ケース

保管期間

過去に一度も登録・届出したことがなく、資格情報が登載されている場合(例:試験には合格したが何らかの事情で登録・届出しなかった) 最も新しい資格情報登載日から10年経過後に自動的に削除する。

過去に一度も登録・届出したことがなく、資格情報が登載されていない場合(例:募集人IDを重複取得してしまった) 募集人ID取得日から半年経過後に自動的に削除する。

過去に登録・届出したことがあり(現在は登録・届出していない)、資格情報が登載されている場合(例:過去、募集人であった) 代理店廃止日・使用人廃止日から10年経過後に自動的に削除する。

過去に登録・届出したことがあり(現在は登録・届出していない)、資格情報が登載されていない場合(例:過去、自賠責保険のみ取り扱う募集人であった) 代理店廃止日・使用人廃止日から半年経過後に自動的に削除する。

(注)上記No.2またはNo.4に該当した場合で、募集人ID取得日(No.2)、代理店廃止日・使用人廃止日(No.4)から半年経過するまでに同IDで本システムへログイン、または受験申込(5件までの申請型、100件までの申請型、大口団体用)のチェックを行った場合、または保険会社が照会(一括照会を含む)を行った場合、同IDの管理期間はその日から半年間、延長します(以降も同IDの管理期間までに上記のいずれかが行われた場合、管理期間はその日から半年間、延長します)。

11.登載情報の照会・回答

(1)保険会社および協会本部は、募集人IDを紛失等した募集人ID保有者等(注)から当該募集人ID保有者の登載情報について照会があった場合は、氏名、生年月日等を確認し、本システムによる検索で該当情報が1つとなった場合に限り、募集人ID保有者等に対して募集人IDを回答する。なお、照会・回答は次のとおり行うこととする。ただし、代理人による照会の場合は、委任状等により正当な代理人であることを確認し、代理人自身の証明書類等も確認のうえ、回答することとする。また、電話による回答は本人に限ることとする。

(注)募集人ID保有者本人と、その代理人をいう。

ア.電話による場合
必ず折返し電話連絡し、本人確認を行ったうえで回答する。
イ.書面による場合
本人宛に郵送する。
ウ.対面による場合
本人確認を行ったうえで、回答する。

(2)協会支部は、上記(1)の照会があった場合は、協会本部へ検索依頼をする。協会本部は、上記(1)と同様の方法で回答する。
(3)保険会社は、本人から登載情報の内容が事実と相違しているとの申出を受けた場合は、その事実を証明する書類等で確認のうえ、すみやかに訂正する。
(4)協会本部は、本人から登載情報の内容が事実と相違しているとの申出を受けた場合は、すみやかに本人の所属する代理店と代理店委託契約のある保険会社のうち、代理申請会社へ訂正を依頼する。 
なお、保険会社と代理店委託契約のない者からの申出については、協会が上記(3)と同様の対応をする。
(5)協会支部は、上記(4)の申出を受けた場合は、協会本部へ連絡をする。協会本部は、上記(4)と同様の方法で対応する。

12.照会対応記録の作成・保存 

協会本部は、募集人ID保有者から本人に関する登載情報の照会があり、それに対して回答した場合、次の項目を記録し、3か月間保存する。3か月経過後は、データを破棄または消去する。

  • 「受付日」、「照会者氏名」、「連絡先」、「募集人ID」、「回答者名」、「回答内容」

13.本システムの周知

保険会社は、本システムの内容について、代理店委託契約の締結時や募集人ID保有者に対する教育等を通じて周知する。また、協会は協会ホームページへ掲載することにより周知する。

14.責任管理者

登載情報は、協会および保険会社が管理責任を負う。

以 上

2011年7月7日実施
2012年4月1日改正
2012年8月1日改正
2018年10月22日改正